ある休日の午後。
今日もキオさんは、僕を引き連れて穴場スポットへと出かける。
僕のかばんとキオさんのかばん、合わせて100本近い棒付き飴ちゃん。
調子がいい日には半日もしないうちにすべての飴ちゃんがなくなる。
それくらいキオさんがこの飴ちゃんとかわいい子ちゃんにかける思いは半端ではない・・・。
実際に僕も、半年前にキオさんに餌付けされたうちの1人なんだけどね。
「レンー。」
だらけたキオさんの声。でも、それはとても大好きな声。
「ふふっどうしたんですかーなんか調子悪いですね?」
かわいいこちゃんの捜索を始めてかれこれ1時間。
配れた飴ちゃんはたった3本。
「どうしてなんだ・・・。誰も飴を受け取りもしないなんて・・・。」
いつもなら、1時間もあれば、20本はなくなっている飴を、今日は誰も受け取ろうとしない。
意気消沈するキオに隠れ、レンはそっと笑う。
それもそのはずだ。
キオさんが渡した飴を受け取ろうとした子には、キオさんの後ろで僕がものすごい睨みをきかせているんだから。
普段はそんなことしないんだけど、今日はなんだかキオさんを1人締めしたい気分で。
半年前に出会ってから、ようやくここまでこれたんだから、たまには、キオさんを1人締めしたって何の罰も当たらないよね!
「それより、キオさんは僕というかわいい子ちゃんがそばに居ながら、いつまでちみっこ達のお尻を追い掛け回す気ですか?」
「えーいつまでってそんな意地悪いうなよぉ。だいたい、このキオ様から飴ちゃんと、かわいいこちゃんを取ったら何が残るっていうのさ。」
「ふふっ確かにそうですね。でも・・・どんなキオさんになっても、僕がすっとそばに居てあげますよ。」
レンがキオを覗き込みニコっと笑顔を向ける。
「・・・それはそれで幸せかもなぁ。」
柄でもないキオの言葉にしばらくの沈黙の後、二人同時に噴出す。
「今日は調子も良くないし・・・2人で買い物でも行くか?」
キオの思わぬ言葉にレンはキラキラと瞳を輝かせる。
「いいんですかっ?」
「たまにはかわいい弟分にもご奉仕が必要だからな。」
それだけいうと、キオは荷物をまとめて歩き出す。
レンはキオに付いて行く、それだけで精一杯で。
けしてレンの歩幅にあわせることはないキオ。
でも、それがキオさんに似合っていてレンは逆にいいなと思う。
もちろん、そんなことキオさんに言った事はないんだけどね。
その後、キオさんは自分がよく買い物へ行くという場所へ連れて行ってくれた。
初めていくその場所は、僕にはまだ少し大人っぽい服やなどのお店が連なっている場所だった。
気になった店には迷わずに入り、試着してみたり、買おうか買わまいか迷ってみたり。
結局、僕もキオさんも買うことは出来なかったんだけど、とても感じのいい店で、僕がその店の服が似合うようになったら・・・またキオさんと買い物に来たいと思った。
そして、また僕達は次の店へと足を進める。
・・・前言撤回していいですか・・・?
キオさんの後姿を追って歩くのはとても好きだけど・・・もうかれこれ1時間もいろんな店を回っていて、
次第に人通りも増えていって、この人ごみの中では少しでも油断をすれば、キオさんは大衆の中へと消えてしまう。
ほら今だって、通りすがりの人がぶつかって来て、ちょっと目を離した隙に、キオさんはもう目の前から消えていた。
急いで周りを見回して見るが、背が低いレンには人ごみの中からキオを見つけ出すことは不可能だった。
「キオー・・・キオさん・・・。」
はじめてつれてこられた町で、急に心細くなりキオの名前を呼んでみるレンだが、小さな声は、大衆の中へ呑まれて消えていった。
迷子になったときは、その場所から動くなとよく言うものだ。
レンはしばらくその場所で立ち止まって、キオが現れるのを待ってみたのだが、現れる様子もない。
その時、かばんの中の携帯が着信を知らせた。
はっとして画面を見れば、相手はキオで。
連絡手段に携帯があったんだと、気づくよりも早くに、着信に出る。
電話の向こうでキオが一生懸命に何かを言っているのは分かるのだが、この人ごみのせいで、キオの声がよく聞き取れない。
レンは目に入った路地裏へと逃げ込むように走り入る。
しばらく中へ入っていくと、周りの雑音も消え、キオの声を聞き取ることが出来た。
「キオさん?」
はぁはぁと息を切らしながら、携帯を耳に当てる。
「レンか?おい、今どこに居るんだよ。」
レンは今自分がいる場所を確かめようと、周りを見渡す。
ただの路地裏だと思っていた場所には、ホテルのような建物がぽつぽつと並んでいて、何の店だか良く分からない雑貨屋のような店も並んでいる。
「んーと・・・、なんか、キオさんの声が聞こえなくて、路地裏みたいなところに入ったところに居る。」
「路地裏・・・?近くに店とがない??」
「んーとね・・・ドルフィン・・・?とかいうホテルみたいなところとね、ラブ&ラヴとかいうピンクの電気でキラキラしたかわいいお店があるよ。」
「・・・。」
受話器の向こうで何の返答もないキオにレンは声をかける。
「キオさん?聞こえてる・・・?」
「・・・なんでまたそんなところに入っちゃったかな・・・。5分、いや3分で行くから、絶対そこから動くな。あと、誰かに声かけられても無視しろよ!」
それだけ言い残すとキオは電話を切ってしまう。
最後のキオの言い草もそうだが、だんだんと不安になってくるレン。
何度も大通りまで戻ろうかとも考えたのだが、人通りが多いところまでいくと、キオに見つけてもらえない可能性だってあった。
しばらくすると、裏路地の入り口付近にキオの姿を捉えることが出来た。
「っキオさんっっ!!」
レンの呼びかけがキオに届いたのだろう、キオがレンの存在に気づき、レンの走り寄ってくる。
「おまっふざけるなよー。心配させやがって。」
その場にしゃがみ込んでしまったキオは、ハァハァと肩で息をしながら、レンを睨みつける。
「ごめんなさっ・・・おっきな人がぶつかって来て・・・ちょっと目を離した隙に・・・。」
急にシュンをしてしまったレンを見かけて、キオが声をかける。
「まぁ、目を離した俺も悪かったし・・・っいてっっ・・・。」
そういって、立ち上がろうとしたキオだが、急に肩口を押さえて座り込んでしまう。
「キオさっっ!!どうしたんですかっ!?」
そっと、肩から離れたキオの手は赤く染まっている。
急いで、その原因であろう、肩口に目をやると、キオの服はまるでナイフで破ったかのように裂け、本来そこから見えるはずの、肌色の肌は赤く染まっていた。
「いてて・・・そういえば、さっき人にぶつかったんだった・・・あっちゃぁ・・・全然気づかなかったな・・・。」
苦笑いを浮かべながら立ち上がるキオに、一人パニックを起こすレン。
「どううよう・・・っぼくのせいだ・・・。僕が迷子にならなかったら・・・!!」
「おいおいっレンのせいではないだろ。それに、これくらい大丈夫だって。」
キオは少しでも、レンを安心させるために、ポンポンをレンの頭を叩く。
「でっでもっ!!・・・あっキオさん、ここに入りましょう!!」
そういってレンが指を刺したのは、いかにも怪しげなオーラをまっとたホテルで。
「・・・ここは、辞めたほうがいいんじゃないかな・・・。」
複雑そうな顔で答えるキオだが、レンにはここのホテルの意味が分かっていないようで。
「でっでも、手当てをしないと!!それに、ホテルなのに、休憩だけでも大丈夫みたいですよ!!ほら、ご休憩3000円って!!」
そういって、レンが指差す看板には確かにそう記されていて。
「んーとね・・・つまり、ここのホテルはだな、特別な人たちが入るホテルなんだよ。」
まだ、何も知らないであろうレンに、いわゆるラブホテルの説明をするわけにもいかず、キオはどもりながら言葉をつなぐ。
「特別って?」
「んーつまりは、好きな人と入る場所・・・みたいな?」
不振な顔をしていたレンだが、キオの言葉を聴いて笑顔で答える。
「なんだっじゃぁ、何の問題もありませんよw僕、キオさんのこと好きですもん!」
「あーいや・・・そういう好きじゃなくてぁ・・・それに入ったら我慢できる自信もないし・・・それに、あちこち痛くて、休憩の2時間じゃ出れないかも知れないし・・・。」
もごもごと口ごもるキオにあわてたようにレンが言う。
「やっやっぱり、キオさん傷が痛むんですね!?そんなに痛くて我慢できないなら、やっぱり、入って手当てしないと!!痛くて2時間で出られないなら延長もあるみたいですし!!」
いやいや、確かに理性を抑えて我慢できないのは俺だけど、あちこち痛くて動けなくなるのはレンなんだが・・・。
もちろん、そんなこと言えるわけも無く、キオは言葉をなくして黙り込んでしまう。
・・・この状況はどうしたものか・・・。
この際、遠慮なくおいしく頂くか・・・いやいや、まだいたいけな子供をおいしく頂くなんて・・・そもそもレンはここのホテルの存在理由を知らないわけだし・・・。
悩みに悩んでいるキオにレンが急に声をかける。
「レンさん!ここのお店お薬置いてるみたいですよ!!これはまさに不幸中の幸いですね!!さぁ、早く入りましょう!」
そういってレンが歩き出した店は、ピンクピンクの怪しいお店。
店の前の看板には、大きな文字で「媚薬あります!!」と書いてある。
もう、お願いだからやめてくれ・・・。
「レッレン、ちょっと待て。とにかく一旦落ち着こう。レンの心遣いは嬉しい。だけどな、大人の事情ってもんがあるんだよ。」
「大人の事情?何ですかそれ?」
レンが怪訝そうな目で見つめる。
「まず、ここの店だ。ここのお店は18歳以下は入れないんだよ。・・・まぁ、その、いろいろな薬があるから小さい子が間違って使うと危ないからな。
それにこっちのホテルは、うまく説明出来ないが・・・俺がレクが嫌がることをしてしまう可能性がある・・・だから・・・今日は帰るぞ!!」
そういい残すと、レンの答えも聞かずに、足を踏み出す。
だが、服の裾をレンにつかまれ、それ以上先に進むことは叶わなかった。
これ以上ここに居ると、本当に理性を抑えることが出来る自信がない。
恐る恐るレンのほうを振り返る。
「キオさん・・・僕、キオさんにされることで、嫌な事なんて何も無いです。僕はそんなキオさんの傷を見ながら家まで帰ることなんて出来ません・・・。
それくらいなら、キオさんが言う、僕が嫌がることをされたほうがまだマシです。。。」
涙ぐんだそれでも、力のこもった瞳で見上げられる。
限界だった。
今の状況も、自分の理性も、レンの思いも・・・。
全てが限界を超えてしまった。
まるでコップの中から水が溢れ出して行くかのように。
興奮ではない、高まっていた気持ちが、どんどんと気持ちが落ち着いていく。
決心か、それとも諦めか・・・うまく判断は出来なかったけど。
「わかった。薬見てくるから、ここで待ってろよ?」
レンの頭をなで、一人店の中に足を踏み入れる。
ふと後ろを振り返ると不安そうに顔を歪ませるレンと目が合う。
微笑みかけてやると、やっとレンの顔に笑顔が戻った。
だが・・・自分は今からまその顔を涙と苦痛で歪ませてしまうのだ。
自分でも自分の心境に驚いている。
いつもは何のためらいも無く、かわいい子が居れば少し無茶をしてでも頂いていた。
レンも年齢的にはそういう行為を知らなくて当たり前と言うわけではない。
半数以上が知っているし、経験している子も多いだろう。
現に自分も、レンより年下の子に手を出したこともある。
でも・・・今の今までレンに手を出すことは出来なかった・・・それは何故だろうか。
そして、こんな状況になった今でも、それをためらっているのだ・・・。
薬を買い、レンのところへ戻る。
どうしてもレンと目を合わせることが出来なかった。
どうやってホテルの部屋を取ったのかは覚えていない。
気づけば部屋の前まで来ていて。
レンもキオのただならぬ雰囲気を感じ取っているのだろう、不安そうにキオを見上げてくる。
キオはひとつ小さな吐息を漏らすと、レンの肩をそっと抱き、部屋の中に足を踏み入れた。
もともとは本当にビジネスホテルか何かだったのだろう、いたって普通な室内に安堵をもらす。
それと同時に、すっとレンを抱き寄せる。
一瞬にしてレンの体がこわばる。
「・・・キオさ・・・ん・・・。」
レンの声にそっと体を離し、レンの顎を掴み上を向かせる。
前髪をかき上げると、不安で揺れる瞼にそっと唇を落とす。
そのまま唇をレンの唇まで滑らせた。
ただ、触れるだけの優しいキスを何度も何度も繰り替えす。
その間にもキオの手はレンの服を脱がせにかかっていて。
レンの体から力が抜ける頃には、すでにレンの服のボタンは全て外されていた。
レンのか細い腰を抱き寄せながら、レクの首筋に舌を這わせる。
「ゃっ・・・ぁ・・・きお・・・さん・・・。」
レンの声にこたえるかの様に、またレンの唇へと口付ける。
今度は、深く、深く・・・。
腰を抱き寄せていた手は、レンの体中を這い回り、レンの感じる所を探す。
キオの指が脇腹や肩口を掠めるたびに、レンの肩だがピクピクと震える。
脇腹を執拗に愛撫していたレンの手が、その場所からすっと離れ、レンの胸の突起を掠める。
レンの唇から唇を離すと、まるで吸い寄せられるかのように、レンの胸元へと落ちて行く。
その突起をそっと舌を這わせる。
「やっ・・キオさんっ・・・こわいっっ・・・!」
頭では辞めろと静止をかけているが、体は言うことを聞いてはくれない。
胸の突起を口に含むと、カリッと歯を立てる。
「っっ・・・やめっっ・・・やめてよ・・・。」
ふっと肌に落ちる暖かい感触に顔を上げる。
それは紛れも無くレンの涙で、最後の理性でレンから身を話す。
「・・・わるい・・・今ならまだ辞めてやれる・・・。だから、早く身を整えろ。家までは送ってやるから・・・それで、もう俺には会いに来るな・・・。」
キオの言葉にレンの顔は余計に歪む。
そんな顔はしないでくれ・・・。
これ以上、理性を保てる自信も、今までどうりに何事も無く、レンとやっている自身も俺には無い・・・。
しばらくの沈黙の後、レンがそっと口を開く。
「言うこと聞けば・・・キオさんの言うとおりにすれば・・・これからも一緒に居てくれる・・・?」
「・・・あぁ。」
俺はずるい・・・。
会わないといえば、レンがこう返事をしてくることも、俺が返事をすれば、レンが自分に体を開くことも・・・全て分かっていたのだ。
こんなにも自分をしたって着てくれているレンは、こんなにも汚い自分を知れば、どんな顔をするだろうか・・・。
「・・・わかった・・・。」
レンは小さく返事をすると、そのままベットまで歩いていく。
そして、そのままベットの上に横になる。
「キオさんになら何をされてもいい・・・そういったのは嘘じゃないから・・・。」
そういってレンはきれいに目を閉じた。
「あっ、ん・・・ふっっ・・・んぁ・・・っ・・・。」
小さな部屋に、レンの喘ぎと濡れた音が響き渡る。
レンの洋服は既に全部剥がされており、レン自信はキオの口内に、その奥の蕾には既に2本の指を迎え入れている。
初めてのその場所は硬く狭く、なかなかキオを歓迎してはくれない。
「っ・・・キオさんっ・・・いたいょっ・・・っんっ・・・。」
中を少しでも広げようと、二本の指を広げるだびに、レンの顔は苦痛に歪む。
このままでは、キオ自信を迎え入れることなんか、不可能だった。
キオはベットサイドにある紙袋から、小さな小瓶を取り出す。
不安そうに見つめてくるレンに、そっとキスを落とすと、小瓶の中に入ったトロリとした液を、レン自身に垂らした。
「っ・・・つめたい・・・ょ・・・。」
トロリとした冷たい感触にレンは体を振るわせる。
「大丈夫・・・そこまで強い奴ではないから。レンはただ感じていればいいんだよ。」
キオは優しくレンに声をかけならが、ジェルをレン自身と蕾へと伸ばしていく。
ジェルのおかげか、レンのそこはキオの指をすんなり迎え入れてくれる。
ジェルを少し足し、レンの中へも丹念に塗りこんでいった。
そろそろ、何か反応があってもいい頃なのだが・・・。
「レン、何か変わった様子は無い?まだ、冷たいだけ・・・?」
その答えは、レンに聞かずとも、レン自身を見れば一目瞭然だった。
レンのそこはこれ以上ないほどに腫れ、トロトロと蜜を垂らしている。
レン自身と言えば、急な体の変化のせいだろう、声も出せずに固まってしまっている。
熱く熱く締め付けてくるその場所は勝手な思い込みなのかも知れないが、まるで「離れないで」と言っている用で。
ある一点を探し当てる為だけに動く指は、けして快楽だけをレンにもたらすわけではない。
それでも、苦痛さへも快感へと変えるその一点を探しだすためキオは必死に指を動かし続けた。
やっとその場所を探し出した頃には、レンはすでにとろけてしまっていて、今更ながら事の重大さに気が引けてくる。
とにかく、レンを楽にしてやることだけを考え、やさしくそして確実に快感を生むように指を動かし続ける。
前を一緒に擦りながら前立腺を強く押したとき、レンは甲高い声を上げながら全てを吐き出した。
くたくたになったレンをそっと抱きしめる。
「・・・きおさん・・・。どうぞ・・・続きをしてください・・・。」
「・・・オレは大丈夫だから・・・それより体は辛くないか?」
オレは大丈夫なんていいながら、キオ自身はこれ以上に無いほど高ぶっていて。
「でも、キオさん・・・辛そうです・・・。」
レンがキオの首に手を回す。小さな体で必死にしがみ付いてくるその姿に急に愛しさがこみ上げてくる。
大事に守ってやりたい、そして自分の手でズタズタに引き裂いてみたいという2つの思いが紙一重に共存する。
「レン・・・あまり煽るなよ。そんなに簡単なものじゃないんだぞ・・・。」
首につかまり必死に寄り添ってくるレンをやんわりと離す。
「いゃっ・・・僕は大丈夫だからっ・・・お願いっキオさんが気持ち良いなら何だっていいから・・・して・・・?」
それでも必死にしがみ付いて来るレンにキオはあきらめたかのように、向かい合う形で抱き上げる。
「後から後悔したって遅いんだからな。」
キオはレンを軽々と持ち上げると、自分の高ぶりをその場所に押し当てる。
さすがのレンでもこれからどうなるのかは分かっていたのだろう、必死に目を瞑り、すぐに来るであろう衝撃に身構える。
でも、まったくこないその感覚にレンがうっすらと目を開けたのと同時に、キオはレンの唇を奪いながら、レンを支えていた腕の力を抜く。
ゆっくりと、そして確実にキオ自身がレンの中に迎え入れられていく。
「っっ・・・・・ぅっっ・・・・っぁっっ・・・・。」
レンは声にならない叫びを上げながら、自分が二つに割れてしまうような、その衝撃に耐える。
ちょうど半分ほど入った所でキオはレンを抱えなおすと、一気にレンの腰を抱き身を沈める。
「ひぁっっ!!!!・・・・ぁーーーーーっっ。」
レンの体は、痛さと快感とで電流が走ったような衝撃で一気に体が弓なりにしなる。
キオがしっかりと腰を支えてくれていたかげて、そのまま後ろに倒れる事は無かったが、キオはお構い無しに腰を進める。
「あっ・・・つぅ・・・きっお・・・さん・・・いっっぁ・・・っ・・・。」
痛みと恐怖で強張る体をキオはゆっくりゆっくり撫でる。
痛みと恐怖の中にも、ある一点に触れたときにやってくる、確かな快感がある。
キオは懸命にその場所を目指し、レンの無意識のうちに、キオ自身がその場所に触れるように身をよじらせる。
「ひっ・・・ふぁっん・・・だめっっ・・・きおさっ・・やぁー・・・。」
衝撃ですっかり萎えていたレン自身もだんだんと熱を持ち開放を望む。
キオは最奥を目指して数回腰を打ちつけた。
「やぁっっ・・・・そこっや・・・やめっ・・・・あぁっっーーーーー!。」
ピクピクと痙攣しながらレンはキオの手の中に全てを放っち同時に中のキオを締め付ける。
キオ自身も衝動に掻き立てられるままレンの中に全てを放った。
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・悪かった。」
ホテルからの帰り道。無言のままキオにおんぶされているレンはあることで頭が一杯だった。
「・・・・・・・。」
キオさんの怪我の治療をするはずが、何故かああいうことになってしまって。
そして、激しい運動のせいでキオさんの怪我は当然の用に悪化し、そんなキオさんにおんぶされている自分というこの矛盾に。
そして何より、キオさんはあんな事を他の子にもしているかと思うと、胸が苦しくて仕方が無かった。
「・・・やっぱり、怒ってるのか・・・?」
重みで段々と落ちてくるレンを抱えなおしながらキオが問いかける。
「・・・・・・・別に怒ってなんか・・・。」
レンはキオの首に手を回しきゅっと抱きついた。
「・・・無理をさせるつもりは無かったんだ。でも、もうあんなことはしねーからっ・・・くるしっ・・・。」
キオの言葉を聴いて、レンは思い切りキオにまわした腕を締め付けた。
キオにされたことがいやだった訳ではない。
キオが自分以外にもあんなことをしているのかと思うと、胸が苦しくて、これからも誰がとあんな事をされるのが嫌で嫌で仕方が無いのだ。
「・・・・・他に・・・しないなら・・・・・いいよ。。。。」
「・・・・え?何て??」
振りかえって聞いてくるキオの目を隠しながら大きな声で言う。
「他の誰にもあんなことしないなら、僕だけなら、いいって言ってるのっ!!」
真っ赤になってるだろう顔を見られるのが恥ずかしかった。
後ろを振り返ろうとするキオの頭を必死に前へと押し返す。
「・・・いいんだ・・・。ふーん、、、じゃぁ、もっとすごい事しちゃおー。」
クスクスと笑いながらキオが言う。
「・・・すごい事・・・///」
先ほどの情事を思い出し、ふっと体から力が抜ける。
「おっと危ないなーちゃんと捕まってろよ。もしかしてすごいことを想像しちゃったとか?まっ考えても無駄だって。レンが想像出来ない位エロい事だからなー。」
「なっ・・・・っっっやっぱり取り消し!!!」
レンがキオの頭をぽかぽかたたきながら講義する。
「へーじゃぁ、他のかわいい子ちゃんにしてもいいんだな。」
そういうとキオはおもむろにレンを降ろした。
今のレンの状態では一人で立ち上がることもままならず、したからキオを見上げる形になる。
「・・・・・・やだ・・・。」
「聞こえないなぁ〜。」
キオが意地悪な笑顔を見せる。
それはさっきまで落ち込んでいたキオの顔とはまったくの別人で。
でも、他に無いくらいキオにお似合いの笑顔だった。
「他の子とそんな事しちゃ駄目なの!!!」
そういって一生懸命にキオへと手を伸ばす。
「よしよし、素直でよろしい。」
キオはまたそっとレンを抱き上げる。
さっきよりキオの体温を近くに感じ、キオの背中に体重を預ける。
程よく揺れる感覚がレンの眠りへと誘う。
「よーし、2人の中もランクアップしたし、明日からはまた一緒にかわいい子ちゃんたちの餌付けに行こうなー。俺とレンなら向かうところ敵無しだなっ。」
「はぁっ!?キオさん、まだ続ける気なんですか!?」
「・・・駄目?」
「・・・駄目って・・・。」
これからはキオさんを独り占めできるーなんて少しでも思ってしまった自分に後悔する。
キオの背中で明らかに脱力したレンにキオが笑いながら声をかける。
「ははっ冗談だよ。一番餌付けの難しかった野生動物はもう攻略しちゃったしー。買いだめしてあるチュッパ責任もってだべろよー。」
「っっ安心してください、チュッパはキオさんの次に大好きですから!!!」
「おーそりゃ、頼もしいな。」
夕日に照らされる二つの影が、今綺麗に一つに重なった。
これからもずっと離れることの無いように。そう願いをかけながらレンはゆっくりと瞼を閉じた。
あとがき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おわった。
っていうか長すぎて読みにくいですよね、すいません。
っていうか、質問で答えて頂いた話と少し変わってしまったような気がしますが、お許しください。
しかも、人様の子と家の子の濡れ場って異常じゃないほど恥ずかしいですね笑
でもとても楽しく書かせていただきました!
ただ、レン君のお話を書くに当たって一番苦労したのが名前だったりします。
家にもレクって子が居るので、気を抜いて(抜くなよ)執筆に当たっていると、どうしてもレクって書いてしまうんですよねー笑
そして、実はこのお話を書くのに、4日ほどかかっているのですが、(時間的には2時間ほどなんですけどね^^;)
書き終わった後に、レクのお話を書いたら今度はレンと書いてしまうという現象がこのかの中で起こっております笑
あとは何か言い残したことは無いかな・・・。
そうそう、いちお時岡様のみお持ち帰りOkとなります。
ただサイトやブログに乗っける場合は家のリンクをお願いしますねw
サイト連載の場合は、背景は自由に付けてくださってかまいません。
あとがきも乗せていただかなくて大丈夫ですので!
ではでは、感想などを聞かせていただければ、ありがたいです。
では、今回は本当にありがとうございました!!